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上からのしかかってきた直輝に、セーターとカットソーを一気に脱がされてしまう。素肌に直接触れる直輝の指先の感覚に、ぞくっと身体が震えた。
「寒いか?」
急に直輝が心配そうな顔になるので可笑しくなる。万葉は直輝のうなじに腕を回した。
「冷え性なんだからな、責任取ってあっためろよ」
引き寄せた耳元に、内緒話のように囁く。
「万葉」
囁き返してくる直輝の声が耳の奥で溶ける。
「そういうこと言うと、知らないぞ」
声が首筋をつうっと伝い落ちる。舌が鎖骨の窪みをくすぐる。
体内にわだかまっていた熱がほどかれて、直輝が触れてくるところに殺到する。
「……っ」
胸の小さな突起に唇が触れて、万葉は鋭く息を呑んだ。
「万葉のここ、可愛い色してる」
「んなわけ、な……ぁ」
舌先でつん、とつつかれると、くすぐったいだけではない感覚がじわりと広がっていく。
「は……ぁんっ」
片方を唇でつままれ、もう片方も指先でこりこりと転がされ、さざ波のような震えが走った。
「尖ってきた」
「そういうこと、いう、な」
与えられる刺激に反応して、ぷつりと硬くなってきたのが自分でもわかる。そうなるとますます意識してしまって、感覚がさらに鋭くなる。
「こっちは?」
中途半端に下ろされたままだったジーンズの前立てを直輝の指先がつい、と撫で上げた。
「っ」
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