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2人でベンチに移動して座り、話をし始める奈々。
「人殴った事なんかないくせにあんなことして…
しかも、ボクシングやってる忍の方が強いの分かりきってるじゃん。
部活の剣道だって負けてばっかだし」
「いいの。
分かっててやったんだ。
…男には闘わなきゃいけない時があるんだよ」
「意味分かんないし、バカじゃないの?」
「ああでもしないと決まんねぇから」
「私の気持ちは?」
「あ。
いやぁ…それは何とかなるかなと(笑)」
「バカでしょほんと。
ていうか、殴り合うことないじゃん…」
後半から涙声になりながら亜須斗の背中を軽く叩く。
「痛いんだけど…(笑)
…これくらいで泣くなよ
泣かせんなって言われたばっかりなのに…」
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