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「はぁ…?
…いきなり何の話?」
「いいから。答えてくれよ。
…もう、友達じゃいられないんだ」
俯き加減で呟く忍。
それに続いて亜須斗も口を開く。
「俺も忍も奈々が好きだって知って、でも2人で告白したら困らせると思ったから…」
「だからって何で喧嘩になるの?
バカじゃないの…?」
後半は泣きそうな声になっていた。
「バカだからこれしか浮かばなかったんだ
…でさ、どっちが好きなんだよ?」
亜須斗が苦笑いしながら話し出し、後半は真剣なトーンで聞く。
「そんなの…決められるわけないじゃん
この関係壊したくないし…」
2人から目を逸らし、俯く奈々。
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