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ビィービィービィー…
耳元のそれに気付いた探る手がスマホに当たる。
やっと開きだした目が、脳に伝達を送るのを遠目に眺めながら部屋を後にする。
「ああー、やっべえー」
階段を降りながら悠太のさらなる雄叫びと、ベッドから落ちた物音が俺を追いかけて来た。
階段下で一度振り返る。
『悠太怪我してないよな』
任務完了で戻れば
「ありがとう虎鉄。こっちきて朝ごはん食べちゃいな。お礼に豪華よ。ふふふ
ごめんね。大きくなったあの子の寝顔はちょっと見たくないのよね~、母親でも…」
『………』
さぁ、食事にありつこう。
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