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静かに側に近寄る。
『一週間ぶりだな。会いたかった 』
耳元で囁きながら、彼女から香る匂いをそっと嗅ぐ…
微かに触れる程度に頬を撫でる。
チラリと見たのに、ツンとすまして顔を逸らした。
ちょっと澄ました仕草も少し気が強いところも嫌いじゃない。
寧ろ彼女の容姿には似合ってる。
ツンとした鼻も大きな丸い瞳も俺好みだ。
「ちょっと、虎鉄。私もいるんだから」
膨れた優里香が睨みをきかせる。
あ~、すっかり忘れてたよ…
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