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今日は屋敷には客人が来ると恢人様に言われました。
恢人様の客人なら、粗相の菜いようにしなければ…。
暫くして、チャイムが聞こえた。
私は玄関へ駆け寄ろうとしたが、後ろから歩いてきた彼に片手で制される。
彼の手によりドアの鍵は外され開けられた。
中に入ってきたのは…
恢人様と同じ年代くらいの二組の男。
「君は最近つれないねぇ……全然飲みの誘いに応じてくれないじゃないか」
「こいつも忙しいんだよ。そんなのわかってるだろ」
口調や風貌が異なる二人の男は恢人様のご友人の方だろうか…。
「…いや、それだけじゃないみたいだ…恢人、君の後ろにいるその子は何だい?……不思議な髪色だな…」
一人の男が私に気がつくと近づいてきた。
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