好きも愛しているもいらないから  

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周りがざわめき出し更に熱を増していく。 「この商品の特徴は何といってもこの髪の色です。異質ですがこんな髪はこの世に一つしかないでしょう。しかも体は汚れを知らない生娘です…。ほら…肌も髪に負けず劣らず白い。観賞用愛玩用…全てはあなたの望むままに…。感度も…ご覧下さい…」 「…っ…いや…っ…」 座らされた少女の白い脚が案内人によって観客へ開かれる。そのあられもない姿に少女の体は赤く染まっていき、瞳からは涙が流れた。 …けよ…こっちを…向け…っ…! 少女は涙で濡れた瞳で俺を見た。
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