第1章 初詣

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第1章 初詣

今日は元旦 夢前家の正月は・・・美優のバタバタから始まった 「げげっ、遅れるぅ~。お母さん、早く。着物、着物きせて」 「そんなに、急かすなら、あと10分早く起きなさい。」 「だって、大晦日だよ。テレビ見たかったんだもん」 美優は、母親に着物を着せてもらっていた。 なんとか着付けが終わり、リビングで、家族の前で 御披露目をした。 「どう?お父さん」 「おお、美優も着物を着ると、ますます美人に見えるな。」  「まぁ、顔は普通なんだけど、スタイルが いいのは認めてあげるわ。」 「お姉ちゃん みたいに 頭でっかちじゃなくて、良かったわ」 「もう、あなた達、正月 早々やめなさい。美優、急ぎなさい。お友達待たせちゃだめよ」 「おっと いけねぇ、じゃ、行ってきます。」 「気をつけて いってらしゃい」 美優は、草履を履き家を後にした。
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