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「っ、締め付けんな。…くそ、」
収縮する蕾の内部はその熱を増しながら蠢く。まだ限界には早いと思わず腰を低くハルだったが、アキの身体はそれを許さないとばかりにハル自身へと食いつくようで、思わず悪態を吐く。
「ァ、んぁ、…きもち、ぃ…、はる、ぅ…」
呂律の回っていないアキが素直に誘惑するその姿は儚く甘美で、残っていたハルの理性を吹き飛ばすには威力がありすぎた。
言葉を発する余裕もないまま、細い体を後ろから抱えるように抱き込んで、何度も何度も突き上げる。
「っ、出すぞ。」
「ゃ…だめ、…っ、ァ、こわれ…ぁ、んぁぁぁ!」
一層激しくなる律動の後、最奥に放たれた熱を感じるのと、自身から白濁を吐き出したのはほぼ同時だった。
しばらくして中を埋めていたハルのそれが中から出て行くと、ガクガクと震えていた足腰から力が抜ける。それを片腕で抱きとめたハルに、床にあった浴衣を掛けられて、横抱きにされるまではあっという間だった。
「…寝ていい。」
そう言って微笑むハルが酷く男前に見えて、それが自分に向けられたものだという優越感に浸りながらそっと目を閉じた。
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