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その日の放課後。彼女にメールを送ったら、即返信があって、最寄りの駅で待ち合わせをする。待ち合わせ相手は、お尻が見えそうなくらいギリギリ丈のミニスカートに高いヒールのミュールを履いて、かなり色っぽくてきわどい格好をして駅の改札前に立っている。すんなりと伸びた足が綺麗で、ちょっとドキドキしてしまった。
こんなの、サノっち達にばれたら、確実にやれ合コンだの、なんだのって、五月蝿いだろうな、と思いつつ。
「ごめん、待った?」
そう言って声を掛けると。
「お茶する? それともこの間の復習でもする?」
と誘いかけるみたいなエッチな顔で笑う。けど、さっきのことがあって、何だかそう言う気分でもなくて。
「お茶でもしよか~」
とか言って、腕に絡ませてくる彼女の指を、ちょっとだけうっとうしく思いながら、喫茶店に向かう。
「そうだ、買いたい雑誌があるんだ」
彼女が言って、喫茶店に行く前に本屋に向かう。雑誌コーナーに走る彼女を横目に、何となく店の前のカウンターに立っていると、カウンターに向かう学生服の男と、肩が触れる。
「あ、わりぃ」
俺がぼおっとカウンター前に立っていたからだ。その男がぶつかった勢いで、本を取り落とす。咄嗟に謝りながら、拾って渡そうとすると。
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