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「ゼウス様!?」
「……ハデス。何故お前がここにいる?」
「細かいこと気にすると禿げるよ?私のかわいい末の弟ゼウスきゅん。」
「相変わらず苛つかせてくれるな、お前は。死者の魂の審判はどうした?」
「うん?今はネルガルきゅんが代わりにやってくれてるよ。彼も一応冥府神の神格は持っているからね。」
「……全くお前は……。まあ良い、この後説教だ。……話を戻すぞ、人間。貴様に無限の魔力と基本属性全て、記憶にある能力、武装を再現する能力を与えよう。カルデアスに転生して人類を守護せよ。最低でも100年はやってもらう。人類の滅亡をなんとしてでも回避せよ。分かったな?」
「その耳は飾りか?僕ははっきりお断りだと言ったはずだが。」
「立場を分かっていないようだな、人間。貴様に拒否権などないのだ。これは貴様に対する罰だ。本来なら魂ごと消滅させるところなのだが、私の配偶神であるヘラが、消滅以上に効果的な罰があると提案してきてな。」
「へえ?僕にとって、地獄の責め苦以上の罰はないと思うが?とっとと大紅蓮地獄にでも落とすが良い。」
「神話の冥界と仏教の地獄をいっしょくたにしないでくれる!?」
「日本人の宗教観的にはどっちも似たようなものだ。」
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