供養の仕方

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「なに!」 焼け跡には灰しか残っていなかった。 「どうしようか?骨壺に入れる物がないが」 「仕方ない。とりあえず、灰を入れよう」 「なんでもいいから、作った墓に入れてしまおう」 形式どおりにすれば、一応無事済んだことにはなる。 お偉い人間たちはそれで満足していた。 墓に向かう途中、一人が聞いた。 「結局、死んだ原因は何だったんだ?」 「病気か何かじゃないか?」 「哀れだな。旅の途中で」 消息を途絶えた宇宙船。 ある星に着陸したことで、電波をキャッチした者たちがいた。 「仲間からの応答がない」 「あの地球という星で何かあったのかもしれない」 「もしかしたら捉えられているのかも」 「何だと!?」
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