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五月の始めの朝
男子の意味不明なテンション
女子の甲高い声
明日からゴールデンウィーク、という事でいつもより倍うるさい教室
「...やかましいな」
誰にも聞こえないくらいの声で呟くと
音楽も聴かないのにイヤホンをつけ、机に顔を伏せて寝た振り...
高校1年生、のわたし、伊達 心(だて こころ)は
普通の16歳とは違うと本気で思ってた
なんていうか...餓鬼は相手にしない
お前らより大人なんだよ、みたいな
そのオーラが伝わってたのか、話しかけてくる人間は居なくて
完全に孤立していた
ま、その方がありがたいんだけどね
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