484人が本棚に入れています
本棚に追加
忌々しい船上のパーティーはアダムが言い出した。
「友人の船での披露宴はいかがですか?そうすればマスコミもシャットアウト出来ます。」
海上ならマスコミに追われないと、エレナも賛成したけど、こんな最悪な事態を招く事になるとは思いもよらなかった。
「辛い旅も もうすぐ終わりよ、安心して。」
側でナースがそう囁くのがぼんやり聞こえた。
エレナが休んでいる間、海上のパーティーは花嫁抜きで進行しお開きになった。
船着き場に戻ると ほとんどの客は船から降りた。
今夜は 船内には新郎新婦だけが宿泊して 初夜を迎える予定が、エレナがこんな調子で、予定変更となって新郎の友人がまだ帰らずに騒いでいた。
最初のコメントを投稿しよう!