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どれだけそうして泣いただろう。
涙も渇れ果てた頃、俺は気づいた。
俺がほしいと言ったから彼女は殺された。
つまり、彼女を手にかけた犯人は今も俺の声を聞いているはずだ。
俺はあるものを手にして、ごみ箱の縫いぐるみに語りかける。
縫いぐるみに盗聴器が仕込んであるかはわからない。
目の前にあったからそれにしただけで、別に何でもよかった。どうせこの部屋ならどこにいても俺の声は聞かれているはずだから。
「素晴らしいプレゼントだよ。これで彼女は永遠に俺のものだね」
自分でいってヘドが出そうだ。
「直接お礼が言いたいなぁ……」
「プレゼントをくれた、あなたに会いたい」
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