短篇小説

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もう行かないとならない。 君と一緒に過ごすには俺の時間は短すぎたね。 俺はとても幸せだったけれど、君との約束を1つ破ってしまった事だけがとても気掛かりだよ。 君の娘と友達になることは守れなかったけれど、君の娘を一目見れて本当に良かった。 君は俺の事を忘れてしまうかもしれない。 それでもいいんだ、俺は君を絶対に忘れない。 生涯で君だけを愛していたんだ。 そうだな。 生まれ変わったらまた猫になろう。 そしてまた君と同じ時間を過ごすんだ。 何で人間じゃないのかって? 言っただろ君の膝の上は最高だって。 そうさ、オスは馬鹿な生き物なのさ。 まったく。 君はまるで分かってないオス心ってやつを。
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