ソレイユサンタ

2/3
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
ある日のこと…。 綾とマリィが住むマンションにプテラノドンのソレイユ(冴木家ではプテちゃんと呼ばれている)が、かわいいトナカイさんと一緒に窓の外からやって来ました。 「あれ?ソレイユ…その格好は…」 綾もマリィもソレイユのかわいい格好にスマホ片手に写真撮影をしはじめました。 「これからね薫と作者に頼まれて、エブタウンに住むみんなの所に日頃の感謝を込めて、プレゼントを運ぶの~。私達よりプテちゃんが行った方が喜んでくれるからって。僕もみんなに会えるの楽しみなんだ」 「「気をつけて行ってらっしゃい」」 綾とマリィはソレイユとトナカイさんに手を振り、見送りました。 「……私、疲れているのかな…」 綾が首を傾げながら言いました。 「どうして?」 マリィはソレイユの行く先をまだ見つめながら、綾に聞きました。 「…だって、トナカイさんの背に可愛らしくて、抱きごごちの良さげなパンダさんがいて、プレゼント袋の上には神々しい、タコさんが手を振って。ソリには『なんでやねん』のサングラスかけた癒し系のワンちゃんが見えたんだけど。薫さんの所にいるわけないし…」
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!