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桜花「それは自分の口で言わなきゃダメだ。ほら、季菜。おーい、話あるってよ」
俺「俺に?何だ?季菜」
季菜「……お、桜花ちゃん…」
桜花「涙目で見てもダメなものはダメ。頑張れ、季菜」
季菜「うう…わかった、頑張る…。お、お兄さんっ!」
俺「は、はいっ!」
季菜「い、いつも美味しいご飯作ってくれてありがとうございます!」
珍しく大きい声だな、花丸をやらないと…いやはや…こう言われるのはやっぱ嬉しいもんだな…。
季菜「でも…」
ん、でも?
季菜「お野菜…もう少し食べたいです…」
俺「野菜か…増やしてやりたいけど野菜嫌いな奴が二人いるからなぁ…」
俺はちらりと桜花を見る。
桜花「なっ?!お、俺は別に野菜嫌いじゃないぞ?!苦手な野菜があるだけだ!」
俺「それ…威張る所じゃないだろ」
季菜「じゃじゃあ桜花ちゃんの野菜は私が食べ…」
俺「お前が食べたいからって甘やかすな、季菜」
季菜「うう…ごめんなさい…」
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