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「っ...、一応成功したようだな。未完成だからどこへ行くか分からないがあいつなら何とかなるだろう」
ひとまずは安心だ。
双剣士を逃がすことに成功したのだ。
「ッ...。しかし、この術、流石にまだ負担が...大きい...な。改良が必要だ」
ひとりで呟いていると魔獣が完全に滅ぼそうとした双剣士がいなくなったことに一歩遅れて気づいた。そして大剣の青年の方へ巨体を向けた。
「もう少し休ませて欲しかったが、そんな暇はないか。じゃあお望み通り相手をしてやろう!」
大剣士と魔獣は互いに神素、魔素を纏い、勢い任せに突進する。
戦いが終わった時、雨が降り始めた。
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