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僕は彼女に最後、驚かないのかと聞いた。 「あなたを妹が発見された場所で見たことがあるの。野次馬の中に1人だけ、あの子が座っていた場所をうっとりと見つめていたわ。とてもはっきりと覚えているの。だから、初めて会ったときすぐに分かった。あのときの人だって。話すようになってから少しずつ、あなたのことを犯人なんじゃないかって思うようになっていたの。だから別に驚いていないわ」 と言うと彼女は、肩の荷がおりたようなすがすがしい表情をしていた。 僕はそんな彼女をかわいそうな人だと思った。
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