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藍色の空の中で、星が1つすーっと流れた。
「叶ったな。やっと叶った」
そう呟いた駆の声が震えている。
その時、小夏はハッキリと感じた。幼い頃からずっと一緒にいて、大好きだった修斗が今ここで一緒に空を見上げていると確信できた。
「修ちゃん、ありがとう。最高のクリスマスプレゼントだよ」
一瞬、真冬にしては暖かい風が頬をすり抜けて行ったのを感じた。駆と小夏は最高のクリスマスプレゼントをいつまでも見上げ、眺め続けていた。
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