3日目

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 いつの間にか奥村さんがすぐそばにいた。  ベッドのサイドテーブルにあった、ランプがつけてある。 「次は、15分だからすぐ終わる」  そう言って、私に大きな砂時計を見せた。よくある3分計と同じ形をしていて、当たり前だが、5倍くらいの大きさだった。   「次から、砂時計で時間を把握する」 「そうなんですか……」  私は、何かが気になった。すぐには思いつけない。  奥村さんが、ランプの横に砂時計を置いた。 「え?」  もしかして…… 「砂の残量で、残りの時間も把握しやすくデジタルより趣があると書いてあった」  それ以外考えられない。 「砂時計にたいする教授の評価は、かなり高い」  私は、頭を横に振った。  タイマーのままの方がいい。
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