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教授のフェティシズム……
「今夜はこのくらいにしておこう。寝不足は肌に悪い」
奥村さんがベッドからおりて、布団を掛けてくれた。
「服を着た頃に、戻ってくる」
奥村さんが出て行ったので、起き上がった。
砂時計に目をやると、まだ砂が落ちきっていなかった。
早くしないと戻ってきてしまう。私は、衣服に手を伸ばした。
ちょうど着終わった頃に、戻ってきた。
「今日の分だ」
水と錠剤を渡される。飲むとすぐにコップを渡すよう言われた。
「先に寝ておいてくれ。俺は明日7時に起きるから、そのつもりで」
起きるまでにまた寝ろってことだろう。
目覚ましをかけて良いだろうか。
なくても起きられるとは思う。
寝過ごしたらお弁当が作れないだけの話だ。
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