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本番前日
ぽくぽくぽく
ぱしっ!
ぽっくぽっくぽっく
ぱしっ!
トコロットコロットコロッ
ぱしっ!
パカラッパカラッ
ぱしっ!
ダダダダダダダダーーーー
「調子いいみたいだねー、サラ。」
「あーミズキンダもな。このままいってくれっかなあ。」
「いくんじゃないか?因みにこれ勝ったら次は」
「なんでもアリマ記念だろうけど、年明けまで休養させてもいいかな~」
「カイザーにしては優しい言葉だね。そうだねえ。サラもミズキンダも頑張ってるからねえ。」
「いや、クリスマスはレイコの相手しないと。」
「………。冷え切る前にね。がんばってね。」
ここは府中伊競馬場。の横のトレーニングセンター。明日はお隣で本番。
あとで今日やってるレース眺めてくっかなあ。
横目でチラリ。
のんびり会話してるっぽい先生とハムハム。からの!
「ちょっと先生!くわえたばこは、はぎゃん!」
「サラ!走ってる時によそ見しないの!目隠しするわよ!」
「やん!」
ミズキンダが一流騎手並みになって来たわよ、言う事が
「私だってローホの前通るとき我慢してるんだから。」
そうなの?そういうことなの?
きー!女の友情なんて所詮こんなもんよ!
「だってカメラ目線の写真なんか取られちゃったら、やる気あんのかってマスコミにたたかれちゃう!」
そっか!すごいよミズキンダ!
もう君に全てを託すよサラは。
「坂路行くよ!」
「らじゃ♪」
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