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・理人(りひと)
社会人になりたての、ごく普通の青年。
学生時代から付き合っていた恋人と別れ、親からの期待を背負い、新社会人としてのプレッシャーなどにより鬱を発症し、自殺をしようと屋上から飛び降りた。
大人しく控えめな性格で、強く言われると抵抗できず、流されやすい所がある。
・地の使者(地獄からの使者)
入獄者の数をコントロールするのが仕事。
自殺や軽度の悪行しか積んでいない者の命は救い、どうしても自死したいという者には、悪行の実行を提案する。が、実は逆に天国に行かせようとしてワザと善行を行うようにさせている節もある。
地の使者としての位は比較的高く、人間界での行動は意外と何でも融通が利く。
軽薄そうなノリで口も悪いが、人の話はきちんと聞き、嘘をついたり騙したりはしない。
・天の使者(天国からの使者)
出来れば人間にはどんどん悪行を積んでもらい、地獄へ行って欲しいと願っている。
人間に直接干渉する事はないが、悪行を行うように耳元でささやくことは多い。
口数も少なく静かで、天の使者というより幽霊のような存在。
・老人(神さま)
「神さまは一体何をしてるの?」と理人に言われて、思わず返事をしに出てきてしまうくらいお茶目な老人。
「創造」する事が仕事だから、せっかく創ったものを「破壊や消滅」させることに消極的。
芸術家気質で、好々爺然とした老人。
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