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─愛するアオちゃんへ─
『 これ読んでるってことは、トキちゃんから全部聞いたのかな?ごめんね。何にも言わないでこんなことになってしまって。本当はこんな手紙遺したらダメなんだろうけど書くことにした。
僕ね?アオちゃんのこと本当に大好きで愛してるよ。それはホントにホント。
でもね?母さんのことも愛してる。
それでね?母さんのことを愛しているが故に母さんと僕を捨てた父親のことが許せなかった。母さんへの愛と父親への憎しみは切り離すことの出来ない感情だったんだ。母さんへの愛が強ければ強いほど父親への憎しみは強くなっていった。
それで母さんが遺した父親がいるであろう住所に行ってみたらさ表札の名前が違うくて、帰ろうかな?そう思ったらなんと君が、出て来た。うわぁー綺麗な人って思ったよ!それでね?この街には父親の手掛かり探しに来たんだけど、また綺麗な君に会えるかなぁーって思ったんだ
そしたら同じ高校で、同じクラスで、名前も同じ“アオ”だったし運命感じたんだ。
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