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今度はワタルの方へ向いて話しかけてきた。
「こんにちは」
「僕の名前はまだない」
「何と呼んでくれるからな」
「そうだなあ~母さんは僕のことをエイイチ」とつけたかったらしいから
「エイイチにしようよ」というと
ロボットは自分の名前はエイイチだと名乗った。
山梨県甲府市に住んでいるおじいちゃんとおばあちゃんに連絡を取ると
二人とも拡張現実空間にでてきた。
僕が「素敵なお年玉プレゼントありがとう」というと
二人で家電製品店にいき、店員に強く勧められたらしい。
エイイチに「僕のおじいちゃんとおばあちゃんだよ」と言うと
「初めまして、近いうちにお会いできるといいですね」と言った。
おばあちゃんは「是非、会いたいわ」と言った。
「僕が来週の週末あたりロボットのエイイチと一緒に会いにいくよ」といった。
おじちゃんは、「おっ、もう名前もあるのか」と驚いて楽しみだなと言った。
「じゃあね、バイバイ」といって今の拡張現実を閉じた。
ワタルは「まだ、やりたいことがあるんだ」と言いながら
「友達に紹介したいんだと」いうと
エイイチは「構わないですよ」と言って同意してくれた。
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