最後のプレゼント ~ クリスマスイブの夜に ~

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「コトリ・・・・・・」  小さな物音が青年の意識をノックしたような気がした。  青年はうっすらと目を開けた。  50センチメートルほど先の床に緑色の小さな物が現れていたのである。  青年はゆっくりと震える右手を伸ばし始めた。  数分後、右手は緑色の物体に触れることができた。  青年は倒れ込んだまま、それをつかみ、目に近づけた。
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