とある誕生日の桜守スタッフたち

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今でも覚えている。 自分の前に、山と積まれた色とりどりのプレゼントボックス。 「……この中に、おまえが欲しいものはあったか?」 そっと瞳を伏せながら、送り主である彼は、静かな声音でそう呟いた。 それは、桜守で雇われてから、初めて迎えた誕生日の出来事。 ***
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