第3章 夢……?

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  只野はいつしか記憶と夢がごっちゃになって行った。 夢の中の出来事が本当なのか?  記憶があいまいになって行ったのだ。 これも、不眠の影響だろう。 自分が今まで気付いてきたモノを簡単には捨て去れない。 只野は夜中眠ることができなくなって行った。 代わりに昼間に浅い眠りを繰り返す。 日が昇っていると少しだけ安心できるのだ。 こうして昼夜逆転の生活が始まっていったのだった。 朝、子どもたちを起こし送り出してから、横になる。 その後うとうとして時間が過ぎていく。 気づけば夕方。 そんな生活だ。 一家で行っていたゲームも、飽きが来たのかそれぞれスマホゲームに移行していた。 只野はスマホではないのでゲームをすることもなかくなって行った。 こうして家族の時間も失われていったのだった。
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