絵空事

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型にはめて人を見るから 誰かの良さを見失う もっと人が器用な生き物なら 良いものをまっすぐにキャッチできるなら 強くいられたかな もっと愛せたかな わかりあえるまでの距離が ずっと近かったのかな もっと器用でいたいのに 感情がそれを阻害する 不器用で凝り固まった自分が現れると 感情が走って偏りがちに決めつける 時には誰かの声に踊らされ 指された先だけが正しいと思う 無数の声が集まるほど 不思議と強くなった気がするけれど その裏には弱い自分が潜んでる 塞がれた世界の中では 生まれる扉の数は限られる もっと広くなれたなら 視界も心も見方も自由に 固い観念をほどけたら 新しい景色に出会えるはず 触れたことのない 見たことのない 景色が手を広げて待っている 絵空事と言われても そこには可能性が含まれる
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