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第5章 お見合い
2人が起きたのはお昼だった。
「やばい!朝の散歩行ってない!
やっちゃったー!」
百合花が焦ってベッドから飛び起き
急いで階段をおりて一階にいくと
ぽちが部屋の掃除をしていたので
「散歩は行ったか?」
と聞いたらぽちがうなずいた。
「それなら良かった。ありがとうね。」
百合花はぽちの頭を撫でていたら
階段を降りる音で目を覚ました美里が
2階から「何かあった?」と聞いたので
「大丈夫!なんでもないよ!
それより、お腹がすいたでしょ?
昨日の残り物を温めて食べよう。」
「うん!私も手伝うよ!」
美里が降りてきたので
2人は食事の準備をしていると
「美里さ~ん!町長からの電報ですよ。
こちらにいらっしゃると
聞いたので届けにきましたー!」
外から声がしたので玄関を開けてみたら
町の郵便配達員の人が
こっちに向かって走ってきたので
美里は電報を受け取りお礼を言った。
電報には
(とても大事な話があるから
今すぐ帰ってきてほしい。
家に帰ってきたら
急いでパパの部屋ににきてね!)
と書いてあった。
「話ってなんだろう。でも、私行かなきゃ!
お泊まり、とっても楽しかったよ!
本当にありがとう!今度は家にきてね。」
美里は急いで帰りの支度を始めた。
「うん!あたしも一緒にすごせて
凄く楽しかったよ!また遊んでね!
それから家までドンチャンに送らせるわ。」
さようならをして美里が帰ろうとしたら
泣きそうな顔をした百合花が抱きついた。
「急にどうしたの?
永遠にさよならじゃないんだからさ。」
「だって、このまま帰ったら
もう会えなくなる気がしたから。
野生の勘てやつかな。だから、行かないで。」
「心配しないで・・・・。
大丈夫、また会えるよ。」
百合花にキスをして美里は家に帰り
急いで富士川の部屋に向かった。
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