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さっきもそんな人が来たなあ
…と、イライザはぼやきました
『………それって、どんな………?』
ヴィラがおそるおそるイライザへ言葉を投げます。
投げるというより、落とすような形でしたが
そのことばを拾ったイライザはその姿を思い出すと
『ああ、前から見るとこうおかっぱだけど、後ろから見ると髪を束ねてる闇色の髪の
スレンダーで可愛い良く喋るレディだったよ。
両手に荷物抱えて、うちでもドレス何着も買って豪遊かねえ。ありがたいよ』
『……そうか』
ふう、とため息を吐くヴィラ。
『……思い当たる人がいるのかね、ヴィラ?』
彼の言葉に何を思ったのでしょうか?
両手にドレスとフロックコートを抱えたリオウがその顔をのぞきこみました。
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