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…とたあいないお話をしていれば、良い時間です。
『…じゃあ、やつがれ帰るよ。お父様もお母様も、身体には気を付けて。今年はウルクレア・オーリロル・ファニーは例年より多そうだからね。
ほら、行こうヴィラ。帰る道はこっちの方が近いから』
ヴィラの手を引き、開いた手で大きく別れの手をふるリオウ。
『もう少し早ければ食事でも…とおもったけど……。とにかく、リオウもヴィラくんも、あとテテさんも凍っちゃわないようにね~!!』
ヴィラも、リオウのおとうさん、おかあさんへいまいちど頭を下げると…帰りの道を目指し始めました。
『………リオウのお父様にお母様、とても優しそうだった……』
燃える空の色は"少し急いで帰らないと、家に着くころには凍えてしまいますよ"と告げています。
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