第十楽章+寂しかったから

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『…………。 ……やつがれね、少し前…大切な友達を喪ったんだ …でね、あまりの悲しさに… その友達との約束もその時の感情で破ってしまった その矢先でやつがれ自身まで何者かに襲われ 心も身体も痛くて痛くて もう死んでも良いって思っていた そんな中でヴィラを拾った …やつがれは、ララテアの皆に迷惑掛けまいと強がっていたけれど ずっと寂しかったんだ 友を、絆を、希望を喪って。 ……ひとりであの屋敷にいるとね、いろいろ考えてしまうんだ。 だから……誰も居ないのがとても寂しくて、つい、君たちに対してうちに居ていいよって言ったんだよ だから、…そうだね。 居ていいよ、じゃなくて…いて欲しい…なんだ。 テテもヴィラも…あの家にいてくれてありがとう』 うつむくことばは、とても寂しそうだけれど うれしそうでした。
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