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『…言われたところにしまっておこうか…これはお菓子用のラーダの粉でこっちはパン用のククルの粉
…どちらも10キラジウ入った袋が3つづつもある……あと果物、野菜…肉に卵…粉のほかにパスタと……』
と、手前の箱を開けて中を確認するたび、リオウはげんなりとした顔をみせます。
どれもこれも、とてもひとりで…いいえ、今はさんにんで暮らしていますが…
それでも多すぎるひとつひとつのおくりもの。
そのひとつひとつに、おとうさま、おかあさまの愛情と心配がみえかくれしていました。
『気持ちも食べ物ももちろんうれしいよ…シャオリャンも幸福は口福から始まるって言うし…でも多いよ……多すぎるんだ……
この巡りは…そっか、ヴィラとテテの事をおもって…三倍、ね
まずいな…心配性のふたりだからこれは太陽のふた巡りにいちどは何かしら来るぞ…』
あごに手をおいたリオウは、こころなしかふるえていました。
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