第十一楽章+ごあいさつ

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テテはヴィラよりも鼻が利くと思い、強いかおりのミアミアの花蜜は多くない方が良いと思ったのですが… 『うん!美味しい!!もっと入れてもいいよ!!テテあまいもの大好き!!』 とのことなので、もう少し入れてあげることにしました。 『…おいしい……ところでリオウ、お参りって?』 『レヴィノンサ・シロ・アッヴィージオの方では礼拝の事を"お参り"と言うらしくてね 願掛けや神への挨拶を込めているんだとさ。 その言葉をまねしているんだ…なんだか、お参りって名前が好きでね… 食べて少し休んだら行こうね。 やつがれの仕事場、普段は飛んでいくんだけど…歩くならゲートを通らないといけないんだ』 そうして、ゆったりとした朝食を終え、リオウにされるがままのぶあついコートにみをつつむと、 『テテはだっこしてあげようね』 と、リオウの細いうでにかかえられ、家をあとにしました。
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