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「ミキちゃん、今までそうやってきて、やらなきゃ良かったって後悔したことないの?」
「後悔ねえ.....あるにはあるけど」
「え!それってどんなの?」
「なんか目覚めちゃったから、また抱いてくれ酷くしてくれっていうのがいたかなあ」
「うわあ......どうしたの、それ」
「そういう業者紹介しておいた」
「ヒーッ」と悲鳴をあげる由樹を横目に、僕はジョッキを口に運んだ。
後悔したことは、ある。
思春期。
まだ思慮の浅い若気の至りで。
彼は"違った"んだと、わかった時に。
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