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魔力が無くとも使える科学はもてはやされ、次第に生活は魔法頼みのものから科学中心へと移っていく。
戦いの手段としての魔法も、需要の無さと使い手を選ぶ事から廃れていった。
人々は科学に溺れ、魔法の存在を忘れていく。
同時に、それを管理する精霊や属性神の存在も軽視されていき、単なる信仰の対象となり、忘れられていった。
人が神や精霊を忘れるごとに人の前に現れなくなっていき、それで更に忘れられる。
その連鎖は止まる事なく繰り返され、人は完全に魔法や精霊、神の存在を信じなくなった。
神は神話の、精霊や魔物はお伽噺の中での存在。
それが世界の常識となり、人は営みを続けていく。
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