天界

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「しかし、一緒になって見まくっていたのはルシファーじゃろう?ジ○リ系の主題歌や挿入歌を覚えて歌いまくりおって……」 睨み返した最高神に、今度はルシファーが目をそらす。 「ま、まあ、過ぎたことは仕方ないです。」 「そうじゃな。過去を振り返らずに前向きにならんと。」 結局、主犯と従犯の関係なのでお互いを責めても自分にも跳ね返るだけであった。 「漸く、時を越える術式が完成したのう。クロノが居てくれれば話は早かったのじゃが。」 「人になってしまいましたからね、彼は。子孫はいますが、普通の人ですから。」 人と結ばれる事を選び、人の生を全うした元時間の属性神。彼は息子や娘、孫やひ孫に囲まれ幸せな人生に幕を閉じた。 「わしも寿命が近い。恐らくもう会えんじゃろう。念のため管理用ロボットに後は託すでの。」 「あれも作成に苦労しましたねえ。語尾に『ナリ』が付いたり、ご飯に執着したり……」 「鼻を押すと姿と記憶を写せる奴は、もう一度押されると解除されたり……」 他にも、二本のレバーで操る物や小型飛行機が頭にドッキングするもの。
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