幕間 マリアside

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幕間 マリアside 2 「マリア。最近どうだい?楽しく過ごしているのか?」 「はい、お義父様。毎日が楽しいです。」 「それは、良かった。」 「でも、ちょっと勉強が難しくて・・・。ごめんなさい、わがまま言って・・」 「そんなことはないよ。マリアは私の娘なのだから、どんどん話てくれると嬉しいよ。」 「本当!ありがとう、お義父様。」 お義父様の養女になって数年。 マリアは今年で16才になりました。 名前も只のマリアから、お義父様の姓であるボルソをつけて、マリア・ボルソと名乗っている。 でも、まだ家名をなのる事が慣れていなくて、名前を聞かれても「マリアと言います。」と、つい言ってしまう事が多い。 本来であれば、家名を名乗らない者は相手に対して失礼だと思われても仕方がないのだが、マリアを溺愛しているマロッチェオは指摘などはしなかった。 「やはり女の子っていうのはいいよね。可愛いし、花がある。我がボルソ家は騎士貴族だから男が多くて、むさ苦しいと思っていた事もあったのだよ。」 「そんな・・・可愛いだなんて・・。」 「はっはっはっ。」
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