愛の日々

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愛の日々

 香島は今夜初めてマリアのマンションに呼ばれた。  『片付けるのが苦手で、足の踏み場もなかったの。やっと片付けたから香島さん呼べるわ。泊まりにきて』  マリアは『自分のマンションをごみ屋敷にしているから、呼べない』と話していた。  香島はシャンパンや高級チョコレ―トを用意して、マリアのマンションへ向かった。  金持ちしか住めないようなゴ―ジャスマンションだ。 「いらっしゃい、やっと片付いたから、香島さん呼べて良かった」  香島は広いリビングからの大夜景の眺めに、圧倒された。  「JRタワーのようだね」  香島はマリアを抱き締めた。  そして長いキスが始まると、それは『愛し合おう』のサイン。  二人は一緒に風呂へ入り、お互いの体を洗い合った。  ベッドへ移動し、香島はマリアの全身に唇を這わせた。  マリアの豊満な乳房や、内腿や秘部に濃厚なキスをする。  マリアは大袈裟なリアクションはしない。耐えきれなくなって喘ぎ声を出している。  香島は濡れきったマリアにゆっくりと挿入した。  最初、痛がっていたマリアは、香島の体に慣れた様子だ。  それでも香島は、マリアが壊れてしまいそうで怖い。  彼は慎重にセックスをするようになった。  ゆっくりと動きながらペ―スを上げた。   「はぁ、ぁぁぁ」  マリアはシ―ツを強く掴んだ。  小さな溜め息と共に、マリアの内部が痙攣した。  エクスタシ―に達したのだ。  マリアさん 、俺で大丈夫なんだね、良かった  香島は休憩を挟み、再びマリアの上に乗った。  最初に、舌だけでマリアを責めた。  「はぁ、香島さん、……………イジワル、…………はぁ、………私をこんな風にして………………ぁぁぁぁ」  彼女は強く枕を掴み、エクスタシ―を感じている。  マリアはすぐにイク体だと、香島は手応えを感じた。   「セクシ―だよ、マリアさん」 「マリアって呼び捨てして」  聖母マリアと重なってしまう。  香島にとって、青山マリアは『マリアさん』なのだ。  彼は初めてマリアをバックから挿入した。  形の良いヒップを掴み、優しく尽き始めた。  マリアのサイズの狭さが強い刺激で、香島を早く果てさせる。  香島はこうやって愛するマリアと繋がっている事が、最高の幸せだと感じた。   明日、カトリック教会を脱会する  神父を辞める
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