M.f.s.

セメンティ「名声」

ジョヴァンニ・ジャコモ・セメンティ（1583年～1636年）は、宗教画を多く手掛けたイタリア人画家です。

生まれはボローニャ。ボローニャといえば、『大学と肥満の町』と言われています。

美味しいものがたくさんあり、特にこの地が名産のパスタ・ボロネーゼは、平麺に肉とチーズをふんだんに混ぜ込んだものです。

セメンティはローマでも活躍をしていましたが、地元ボローニャのセント・カテリーナ教会にも本作のような天使の絵を残しています。

ぷぴー。

笛を吹く天使は、左足を球に置き、天高く神の名声を称えあげています。この浮遊感は、自由さを感じさせます。

ぷぴー。

怠けていてはいけないよ。正しく日々の行いをしなさい。

ぷぴー。

隣人を愛しているかな。むやみな争いごとをしないようにね。

ぷぴー。

えっと……。あとなんだっけ。
あ、人のものを盗んじゃいけないんだよね。あと、不倫もだめー。

ぷぴー。

お父さん、お母さんを大切に。母の日を忘れないでよ。

ぷぴー。

えっ、うるさい？　これがお仕事ですから！

ぷぴー、ぷぴー、ぷぴー、ぷぴー。どうだっ、参ったか！