コリア「ゴダイヴァ夫人の肖像」

1/1
前へ
/363ページ
次へ

コリア「ゴダイヴァ夫人の肖像」

ジョン・メイラー・コリア(1850年1月27日~1934年4月11日)はイギリスの著作家であり、ラファエル前派の画家です。神話、伝承、肖像画家として有名です。 1898年頃に描かれた「ゴダイヴァ夫人の肖像」は、11世紀のイングランドの女性、ゴダイヴァ夫人(990年頃〜1067年9月10日)を描いたものです。 ゴダィヴァ夫人は、夫レオフリック伯爵の圧政を何度も諌めたところ、「それほど言うのなら、町民のいるコヴェントリーの街を、馬に乗り裸で一周してきたら考えても良い」と言われました。 なんと子供っぽい! 夫人は馬に跨り髪を解きほどき、全身を覆うようにして町中を走りました。 町民たちは、そんな夫人のために固く目を閉じていました。 みごと街中を一周してきた夫人を見て、夫の伯爵は、その願いを聞き入れたのでした。 4d827918-97fb-4d80-9a06-4dce8e79d191 ところが、どうしようもない男。トムは夫人の裸をこっそり見ようとしました。 以来、人々は覗き屋のことを「ピーピング・トム」と呼ぶようになりました。 あのベルギーの高級チョコレートメーカーの名前とロゴにもゴダィヴァ夫人(日本ではゴディバ)が描かれていますね。 画像は「見ちゃいやーん」な感じです。 image=510153166.jpg
/363ページ

最初のコメントを投稿しよう!

96人が本棚に入れています
本棚に追加