ゴーギャン「いつ結婚するの」

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ゴーギャン「いつ結婚するの」

ウジェーヌ・アンリ・ポール・ゴーギャン(1848年6月7日~1903年5月8日)は、フランス出身の画家で 晩年はタヒチに暮らし、南洋の匂い立つ絵をたくさん残しました。 元々祖母の父がペルー人であり、幼少期はペルーで暮らしていましたから、ヨーロッパ人よりも、南の島が性に合ったのでしょう。 この「いつ結婚するの」は、1892年に描かれました。 伝統的なタヒチの衣装を来た一人の若い女性が、左耳に白い花の飾りをつけています。 これは恋人募集中のサインです。右につけるのは、既婚、または恋人がいる印です。(ハワイでは逆) そして、地面の緑と黄色の境目に座っているのは、結婚により新しい人生を歩む境界線にいることを表しているとか。 右には西洋風のドレスを来た女性がいます。彼女の手の形は、警告を示す仏教の印相を表しています。 左の女性が右の女性に相談をして、「まだ早いんじゃないかしら」という答えをもらったところですかね。 タヒチの女性は早熟で、10代の前半で結婚することが多いそうです。 いやいや、夢見るお年頃ですかね。 f1bb315a-4204-4300-b3aa-3ba8ac37dfb3 image=510163037.jpg
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