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ホッサールト「ダナエ」
ヤン・ホッサールト(1478年頃~1532年10月1日)はルネサンス期のフランドル(ベルギー、フランス、オランダの国境近くの地方)人画家。
宗教画、歴史画、神話、肖像画を多く残しましたが、その前半生ははっきりしない謎の人です。
1527年間に描かれた「ダナエ」。神話によると、ダナエはアルゴス王アクリシオスの娘です。
王は世継を望んで神託を求めたところ、「息子は生まれないだろうが、汝に男の孫が生まれる。汝は孫に殺されるだろう」というものでした。
これを恐れて、王はダナエを青銅の地下室に閉じ込め、男が近づかないようにしました。
ところが全能の神、ゼウスが美しいダナエーに目をつけ、黄金の雨に姿を変えて地下室に忍び込みました。
なんとそこで生まれたのが、髪が蛇のメデューサを退治したペルセウスです。
なにがあったのでしょうか! ドキドキドキ。
この絵は、その時の情景を描いたものです。天井から、キラキラと黄金が降ってきています。
そう思ってこの絵を見ると……(//∇//)
ペルセウスは、見事メデューサを討ち取りアルゴスに戻ります。
祖父王はどうしたかって? それはご神託の通りです。でもわざとではなくて、うっかり事故でした。
ある時ペルセウスは、円盤投げの競技会に出場しました。その時に投げた円盤が観客席に飛び込み、ある老人に当たって死なせてしまいました。
その老人こそが祖父だったのです! ひゃー。
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