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ゴッホ「アルジェリアの土民兵」
フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ(1853年3月30日~1890年7月29日)は、オランダのポスト印象派の画家です。
アルジェリアは、アフリカ大陸の北部フランスとは大西洋と地中海を挟んで向かい側にあります。
フランス革命後、フランスは1830年代のアルジェリア占領以降、地中海、中東、アフリカ植民地化しました。
イスラム圏内のアルジェリアからも人々がフランスに入り込み、その頃からたくさんの異国人を見るようになったそうです。
パリで絵を学んでいたゴッホも、となりのアルジェリア人に兵士の紛争をさせモデルにして、1888年に本作を書いたと言われています。
「なあ先生、この服はこの着方でいいんだべか?」
「まあそんなもんだろう」
「だらしなくねーだか?」
「確かにダラダラしているかな」
「このズボンはちっとんべー、でかすぎんじゃねえだか?」
「それでいいんだよ」
「この帽子は?」
「それは曲がっているな」
「だべ? だべ?」
2人とも正しい着方を知りませんからね。
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