キスリング「オランダ娘」

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キスリング「オランダ娘」

モイズ・キスリング(1891年1月22日~1953年4月29日)は、エコール・ド・パリ(パリ派)のポーランド人画家です。 エコール・ド・パリというと、アルコール依存症のモディリアーニとユトリロ、自殺したパスキン、精神を病んだセラフィーヌなど、不幸な画家が多い中、このキスリングは幸せな生涯を送った画家だと言われています。 20代後半には画家として成功し、「モンパルナスの帝王」と呼ばれ、後輩の面倒見もよかったそうです。 1922年に描かれた『オランダ娘』。なんとこの絵は、北海道札幌市の『北海道立近代美術館』所蔵だそうです。 偉い美術評論家たちは、どこか一点を見据えているこの少女の背景に広がる闇が、彼女の心の中を投影している。などと言います。 そして、椅子の上で組まれた腕に現実感がないとか、その表情は虚ろだとも。 bbc47f7d-15e6-4106-b9ec-b081fd09523e よくわかりません。 「オランダ娘」というと、大きく膨らんだスカートと木靴、レースの帽子(というかスカーフ)のイメージです。ぱっと見せられて「この服はどこの国のだ?」と聞かれても、答えられる自信がありませんよ。 せめてチューリップのアップリケでも付けていてくれればね。 image=510286604.jpg
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