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ルノワール「ガブリエルとジャン」
ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841年2月25日~1919年12月3日[3])は、フランスの印象派の画家です。
そして1896年に描かれたこの絵の幼児が、ルノワールの次男ジャン・ルノワール(1894年9月15日~1979年2月12日)は、フランスの映画監督、脚本家、俳優です。
ジャン・ルノワールは、1951年には『河』で父親譲りの美しい色彩感覚が評価され、ヴェネツィア国際映画祭国際賞を受賞、1975年にはアカデミー賞名誉賞を受賞しました。
この絵でジャンの左にいるのが、ルノワールの妻アリーヌのいとこガブリエルです。16歳でルノワール家の子守になったガブリエル。この絵のモデルになったのは17歳です。貫禄があります。
ガブリエルはジャンが成人するのを見届けてルノワール家を去りますが、1915年にアリーヌが亡くなると戻り、病に侵されたルノワールを支え続けました。
ルノワールが亡くなると、ガブリエルは裕福なアメリカ人と結婚をし、後にジャンがハリウッドで映画監督として進出する応援をしたといいます。
あの時の赤ちゃんがねー。というのはよく聞く話です。
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