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時雨「...っ...違う!あれは僕が命を失う危険性があるから......」
時雨【深海】「ハハ...醜い言い訳だ。...『獣』を扱えない『恐怖』があんな事態を産んだんだよ。違うかい?」
目の前の僕(?)は嘲る様に笑ってそう言った。
時雨「......っ...それ...は...」
正論だった。何か言い返したくても、言葉が出なかった。
時雨【深海】「だから、早く君は消えたらいいのさ。...そして僕が君になる。
そうすれば皆を守れるし、『深海棲艦』を簡単に屠れる。......うっかり皆を傷付けるかもしれないけどね。」スタ...スタ...
僕(?)はそう言いながら僕に一歩ずつ近付いてくる。
時雨「や、やめろ...!来るな...!」
僕は逃げようとしたが、足が変に震えて動けなかった。
時雨【深海】「一時は君の強い意思に押さえつけられたけど、今の君からはそれを微塵にも感じない。
...やっぱり君は弱い。誰も守れやしない。」
パシャ......
僕(?)はそう言って僕の目の前で止まる。
時雨【深海】「......じゃあね、意思の弱い時雨......いや、『時雨だった』ものか。」ジャキ...!
僕(?)はそう言って艤装の主砲を構え、砲口を僕の額に当てた......
━━━━━ 一三一七 医務室
~白露side~
時雨「......うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ガバッ!
白露・矢矧「「時雨!?」」
村雨・夕立「「姉さん(お姉ちゃん)!?」」
夜と同じ様に、うなされていた時雨が急に叫んで跳ね起きた。
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